当院では、末梢動脈疾患(足の動脈の血液の流れが悪くなり、足に様々な症状を起こす病気)の早期発見を目的に、透析患者さん全員に対し、毎月「フットチェック」を行い、キズの有無や足の手入れ状況などを確認し、合併症予防に努めています。

 透析患者さんは、特にこの症状が重症化しやすく、糖尿病がある場合はさらにリスクが高くなります。また、「恥ずかしいから」「痛くないから」「特に変わりないから」という理由で発見が遅れることもあります。

 そのため、専門の研修を修了した看護師が、リスクを見極め、足の入念なチェックとともに、ケアの方法や靴の選び方などについて指導などを行っています。

 皆さんも、普段から足の清潔を保ち、足を観察することをお勧めします。